豆知識

豆知識Trivia

仏壇

1 ) お仏壇置く方角は?

南面北座説の南向き開きと西方浄土説の東向き開きが一般的です。
南面北座は北向きに拝み、仏壇を南向き開きに配置します。
お釈迦様が南向きに座られ説法された。古来中国の”天子は南面す”の語源から皇帝が南向きに座った。等々所説あります。
西方浄土は”極楽浄土”が西にあるため、西向きに拝むのが良いとされ、仏壇を東向き開きに配置します。
できれば風通しが良く、エアコンや直射日光が当たらない場所が良いです。

2 ) お仏壇の扉は夜閉める?開ける?

開けたままで大丈夫です。
24時間仏様にお家を見守っていただけます。

3 ) お仏飯は毎朝あげる?

ご飯を炊かれた時に、皆さんが召し上がる前にお仏壇にお供えをしていただくと良いです。
お彼岸やお盆や法事等お寺様がお参りされる時はお供えしてください。

4 ) お仏壇の電気は消していい?

基本的にお参りする時だけ電気をつけると良いです。
就寝時や外出時は消し忘れにご注意ください。

5 ) お仏壇の中に写真や遺影を入れてもいい?

人の写真や遺影は入れない方が良いです。
仏壇の中は仏様を祭る場所で中にはご本尊がお見えになるので、避けた方が良いです。
また仏壇の真上や正面は仏様に対して失礼に当たるので、避けた方が良いです。

6 ) 仏壇のお手入れや掃除ってどうすればいい?

普段の掃除は毛材でホコリをはたいた後、仏壇専用の乾いた布で掃除して下さい。
但し、金箔の部分には触れないようご注意して下さい。
塗りの部分が汚れている場合は、水で濡らして硬く絞ったタオルで拭き取った後、乾いた布で掃除して下さい。

7 ) 仏壇はいつ買うのがいい?

ご購入のタイミングはいつでもよろしいです。
多くの方は親族の方が亡くなった時や、新築やリフォーム時に検討してみえます。
お客様がお求めになりたいタイミングで購入されるのが一番です。

8 ) 仏壇を買う際の注意点は?

宗派と仏壇の設置場所の寸法はご確認下さい。
仏間がなくリビング等に置く際は、事前にどのような仏壇の種類やサイズにするか考えておく必要があります。

9 ) 仏壇の洗濯はいつ頃が目安?

使用状況や住まいの場所によって差異はありますが、購入後30~40年でのお洗濯が時期的にはお勧めです。
お洗濯をすると新品同様になります。
一度ご興味がある方はお見積り無料なので、ご連絡お待ちしております。
詳しくはこちらをご確認ください。

10 ) 仏壇を購入する時に古い仏壇の処分はしてもらえる?

もちろんさせていただきます。
通常仏壇の処分(供養)のみであれば費用がかかりますが、新しく仏壇を購入した場合は、値引き等もさせていただきます。

11 ) 仏壇の飾り方ってどうすればいい?

宗派によって飾り方も変わってきます。
詳しくはこちらをご確認ください。

12 ) 仏壇の引っ越しや処分(供養)の際の注意点は?

仏壇を仏間や設置場所から移動する前に、閉眼供養・魂抜きをお寺様に依頼して下さい。
処分(供養)の場合、ご本尊と位牌のみお手次のお寺様にご相談して供養して下さい。

13 ) 仏壇って買い取ってもらえるの?

仏壇の買取りは承っておりません。
古い仏壇は処分費用等かかります。
詳しくはこちらをご確認ください。

仏具

1 ) 華瓶(けびょう)は何に使う?

浄土真宗のみ使います。
櫁(しきみ)という植物の枝をさします。
櫁はお水を綺麗にするため、綺麗なお水を阿弥陀様に召し上がっていただきます。
お花屋さん等で購入できます。

2 ) 高杯(たかつき)と供花(くげ)って何に使う?

高杯はお菓子や旬の果物等、仏様や故人にお供えします。
供花(浄土真宗のみで使用)は小餅等をお供えします。

3 ) 花立に造花はダメ?

造花でも構いません。
プリザーブドフラワーなら生花から作った持ちの良いお花があります。

4 ) 打敷の夏用と冬用はいつ替えればいい?

打敷には薄手で夏にふさわしい夏用と、厚手で重厚な雰囲気の冬用があります。
夏用は6月(初夏)~9月(秋彼岸入り前)までで、冬用は9月(秋彼岸以降)~5月まで使用します。

5 ) 打敷はいつもかけとかないとダメ?

打敷はいつもかける必要はないです。
お彼岸やお盆や法要がある時にお飾りして下さい。

6 ) 仏具のお磨きはどのぐらいの頻度ですればいい?

正月前とお盆前の半年に一度していただくと良いです。
チューブ型のお磨き剤やつけ置きタイプがあります。
お磨きが大変な場合は、お磨きが不要な金メッキ加工等をお勧めしています。
詳しくはこちらをご確認して下さい。

7 ) 新しい仏壇を購入する際に、古い仏壇の仏具は使える?

基本的に新しい仏具をお勧めしていますが、古い仏具も使用できます。
新しい仏壇と古い仏壇の大きさが一緒なら使えますが、大きさが違うと難しいです。
古い仏具を使用する場合は、仏具を綺麗にし直して(別途料金)飾り付けさせていただきます。

位牌

1 ) お位牌の種類を教えて下さい。

大きく3種類に分かれます。
”塗り位牌”は伝統型で、塗りと金箔又は金粉によって仕上げられ、どのお仏壇にも合います。
”唐木位牌”は紫檀や黒檀などの材質から作られた物なので、唐木仏壇に合わせるのが良いです。
”モダン位牌”はオシャレでシンプルなデザインが特徴で、モダン仏壇や小さな箱仏壇に合わせるのが良いです。

2 ) 位牌は故人1人に付き一つですか?

1人彫のものもあれば、数名入る位牌もあります。
位牌は塗位牌・唐木位牌・モダン位牌共に、”板位牌”と”回出位牌”に分かれます。
”板位牌”は位牌に彫字をし、1名~2名(夫婦)で彫ることが出来ます。
”回出位牌”は位牌の中に白木の板が数枚入っており、その枚数分書けます。

3 ) お位牌増えてきたらどうすればいい?

過去帳や回出位牌に変えていただければ、置くお位牌の数が減ります。
お位牌は五十回忌を過ぎたら、お寺様にお性根抜きや遷仏法要をしていただいた後にお焚き上げをするか、お寺様にお位牌を預ける永代供養をすると良いです。

4 ) 白木位牌とは?

「白木の位牌」は葬儀の際に、用意される「仮の位牌」です。
四十九日までに塗り位牌・唐木位牌・モダン位牌などの「本位牌」に作り替えます。

5 ) 親族が亡くなった時、位牌をどのような手順で作ればいい?

初めに戒名をお手次のお寺様に考えて頂き、白木の位牌を葬儀の際に作成します。
四十九日までは白木の位牌を祭壇で祀っていただき、その後仏壇に祀る本位牌に作り替えます。
葬儀が終わり、四十九日に間に合うように位牌を作っていただくことをお勧めします。
また位牌もサイズが数多くありますので、ご自宅の仏壇に合うサイズやご先祖様のお位牌と同じサイズ、新しい仏壇の大きさに応じて作って下さい。

6 ) 享年と行年どちらを使えばいい?

どちらでも構いません。
ご先祖様のお位牌がある場合は、そのお位牌と同じにする方が多いです。
享年とは天から享(う)けた年数という意味で数え年で考え、行年(日常的に使用している年齢)とはこの世に生まれて何歳まで修行したかを意味する満年齢です。

経本

1 ) 浄土真宗はお茶のお供えはないの?

お茶やお水のお供えはなくて良いです。
浄土真宗以外の宗派はお茶のお供えをします。

2 ) 数珠にも宗派はある?

宗派ごとに数珠の仕様が違います。
但し、初めて数珠をお求めになる方や、宗派にこだわりのない方は、どの宗派にも対応可能な数珠がお勧めです。

3 ) 宗派がない・分からない場合、どうすればいい?

ご両親の宗派を引き継ぐ事が多いので、初めにご両親の宗派を確認して下さい。
それで分からない場合は、ご親戚に相談されるか、お近くのお寺様に相談する事をお勧めしています。

4 ) 宗派によって仏壇も変わってくるの?

浄土真宗本願寺派(西)と浄土真宗大谷派(東)と真宗高田派はお仏壇の彫り・塗り・金の部分が異なります。
唐木仏壇とモダン仏壇はどの宗派も対応出来ます。

供養

1 ) お彼岸はいつからいつまで?

一年に春彼岸と秋彼岸の2回があります。
春彼岸は3月の春分の日と前後3日間
秋彼岸は9月の秋分の日と前後3日間
お彼岸は江戸時代から広まったお墓参りをする日本独自の風習です。

2 ) お彼岸に何をお供えしたらいい?

春彼岸は”牡丹餅(ぼたもち)” 
春に咲く牡丹のお花に見立てた事から由来です。
秋彼岸は”御萩(おはぎ)”
中秋の名月にお供える萩から萩の花を見立てた事から由来です。
※ぼたもちとおはぎの作る材料と作り方は一緒、あんこがこしあんとつぶあんの違いがある。

3 ) 親族が亡くなった時、どうすればいい?

初めに、葬儀会社とお手次のお寺様にご連絡して下さい。
お寺様に戒名を考えて頂き、通夜・葬儀告別式があり、その後初七日法要と続き、四十九日まで七日参りが7日毎にあります。
四十九日の時に祭壇から仏壇へ白木の位牌から本位牌への移動等がありますので、四十九日までに位牌や仏壇をご準備して頂くことをお勧めします。

4 ) 親族が亡くなった時、打敷はどのように飾ったらいい?

故人がなくなってから四十九日を迎えるまでの期間は中陰と呼ばれ、白無地や銀色の打敷を使用します。
白無地や銀色の打敷がない場合は、冬用の打敷を裏返しして白無地として使用することをお勧めします。

5 ) 初盆ってどうすればいいの?

お盆は一般的にはお供え物を供えたり、盆提灯を置いたりして故人をお迎えし、お墓参りをします。
仏壇同様、盆提灯にも伝統型提灯とモダン提灯があります。

その他

1 ) 数珠は男女兼用もある?

数珠は男女兼用ではなく、それぞれの玉の大きさが異なります。男性用の主玉は10~12mm前後の大きさです。女性用の主玉は6~8mm前後の大きさです。

2 ) 朱蝋燭(しゅろうそく)はいつ使う?

朱蝋燭と呼ばれる赤い蝋燭はお仏壇の入仏時やお正月や仏前結婚等おめでたい事を報告する法要や儀式の際に使います。
浄土真宗では七回忌からの年忌や彼岸・お盆等で使用されることもあります。

3 ) お線香のあげ方は宗派によって違う?

お線香は宗派によってあげ方と本数が変わってきます。
浄土真宗は本数に指定はなく、お線香は寝かせてあげます。
浄土宗は本数1~3本で、お線香は立てます。
真言宗・天台宗は本数3本で、お線香は立てます。
臨済宗・曹洞宗・日蓮宗は本数1~2本で、お線香は立てます。

4 ) どのような時にお線香って贈るべき?

お線香は5つのタイミングで贈ることが多いです。
葬式や訃報を聞いた時(葬儀後~四十九日)。初盆お見舞い(お盆入り1~2週間前)。喪中はがきが届いた時(喪中はがき到着後~12月中旬)。法要(法要の前日まで)。帰省や訪問時(その時)。